WDTでは、インストール済のタイプ定義、モデル・フィルタ、変数インジェクタおよびターゲット環境を作成または拡張できます。 WDT 1.10.0以降、これらの追加の構成ファイルは$WLSDEPLOY_HOME/libディレクトリの外部に格納できます。 これにより、WDTインストールが移動または新しいバージョンにアップグレードされた場合に、ファイルをそのまま残すことができます。
別の構成ディレクトリを使用するには、構成に使用するディレクトリにWDT_CUSTOM_CONFIG環境変数を設定します。 例えば:
$ export WDT_CUSTOM_CONFIG=/etc/wdtconfig
カスタマイズされた構成ファイルは、$WLSDEPLOY_HOME/libディレクトリと同じ方法で名前を付けて編成する必要があります。 例えば:
/etc/wdtconfig
injectors
*.json (injector files)
typedefs
*.json (typedef files)
targets
my-target
target.json
*.py (filter files)
model_filters.json
model_variable_injector.json
これは、構成可能なファイルの完全なセットです。 作成または拡張したファイルのみを追加する必要があります。 各構成タイプの詳細は、次を参照してください:
WDTツールは、$WDT_CUSTOM_CONFIGの下の各構成ファイルを検索します(指定されている場合、$WLSDEPLOY_HOME/libの下)。
WLSタイプ定義を拡張するには、次のステップに従います:
/etc/wdtconfigなど、カスタム構成に使用するディレクトリを作成します。WDT_CUSTOM_CONFIG環境変数を定義して、そのディレクトリを指します。$WLSDEPLOY_HOME/lib/typedefs/WLS.jsonを$WDT_CUSTOM_CONFIG/typedefsディレクトリにコピーし、名前を変更します(例: MY_WLS.json)。MY_WLS.jsonを編集します。$ createDomain.cmd -oracle_home /wls12213 -domain_type MY_WLS ...