オペレータHelmチャートには、Elastic Stack統合に必要なKubernetesリソースをインストールするオプションが含まれています。
KibanaおよびElasticsearchを構成し、Elasticsearchにイベントを送信するようにオペレータHelmチャートを構成する必要があります。 次に、オペレータのHelmチャートは、オペレータのデプロイメントでLogstashを構成して、オペレータのログ・コンテンツをそのElasticsearchのロケーションに送信します。
Elastic Stack統合の一環として、デプロイされたオペレータ・インスタンスごとにLogstash構成が発生します。 次の構成値を使用して、統合を構成できます:
elkIntegrationEnabled
をtrue
に設定して、統合を有効にします。logstash:6.8.23
)をオーバーライドするようにlogStashImage
を設定します。elasticSearchHost
およびelasticSearchPort
を設定して、Elasticsearchが実行されているデフォルトのロケーション(elasticsearch2.default.svc.cluster.local:9201
)をオーバーライドします。 これにより、Logstashがオペレータのログ・コンテンツをそこに送信するように構成されます。 createLogStashConfigMap
をtrue
に設定してデフォルトのLogstash構成を使用するか、false
に設定して、独自のLogstashパイプライン構成でオペレータのネームスペースにweblogic-operator-logstash-cm
という名前のConfigMapを作成します。logstash-certs-secret
という名前のシークレットを作成します。 証明書は、Logstashコンテナの/usr/share/logstash/config/certs/
ディレクトリの下に配置されます。 詳細は、Elastic Stack統合」 Helmコマンドを参照してください。
このサンプルでは、ElasticsearchおよびKibanaのデプロイメントとサービスを構成します。 オペレータがまだ構成されていないKubernetesクラスタでオペレータを試す場合に役立ちます。
Elastic Stackは、オペレータのHelmチャートのデフォルト値と同じホストおよびポートで実行されるため、values.yaml
ファイルでelkIntegrationEnabled
をtrue
に設定するだけで済みます。
Elasticsearchメモリー・パラメータ(ヒープ割当ておよびスワッピングの有効化/無効化)を制御するには、ファイルelasticsearch_and_kibana.yaml
を開き、Elasticsearchコンテナのenv
変数を検索して、次の値を変更します:
ES_JAVA_OPTS
: たとえば、デフォルトのメモリー使用量を減らすために、値に-Xms512m
-Xmx512m
を含めることができます(この値はデモ目的でのみ適用され、Elasticsearchで推奨されていないことに注意してください)。bootstrap.memory_lock
: valueには、true
(mlockall
の使用を可能にし、プロセスのアドレス空間をRAMにロックして、Elasticsearchメモリーがスワップ・アウトされないようにする)またはfalse
(mlockall
の使用を無効にする)を含めることができます。ElasticsearchおよびKibanaをインストールするには、次のコマンドを使用します:
$ kubectl apply -f kubernetes/samples/scripts/elasticsearch-and-kibana/elasticsearch_and_kibana.yaml
これらを削除するには、次のコマンドを使用します:
$ kubectl delete -f kubernetes/samples/scripts/elasticsearch-and-kibana/elasticsearch_and_kibana.yaml