このサンプルは、「ドメイン作成イメージ」を使用したDomain on PVドメイン・ホーム・ソース・タイプのデプロイを示しています。 Domain on PVサンプルは、WebLogic Deploy Tooling (WDT)モデルを使用して、初期WebLogic構成を指定します。
WDTモデルは、WebLogic Scripting Tool (WLST)構成スクリプトにかわる便利で簡単な方法です。 モデル・ファイル、変数プロパティ・ファイルおよびアプリケーション・アーカイブ・ファイルを使用して、WebLogicドメインをコンパクトに定義します。 WDTモデルの形式は、オープン・ソースのWebLogic Deploy Tooling GitHubプロジェクトで記述され、WDTアーカイブに必要なディレクトリ構造については、「こちら」で具体的に説明されています。
詳細は、Domain on PVユーザー・ドキュメントを参照してください。
Domain on PVは、2つのタイプのドメインでサポートされます: 標準のOracle WebLogic Server (WLS)ドメインおよびOracle Fusion Middleware Infrastructure、Java Required Files (JRF)ドメイン。 このサンプルは、WLSドメイン・タイプとJRFドメイン・タイプの両方を示しています。
サンプルを介したJRFドメイン・パスには、JRFに必要な追加のステップが含まれています: インフラストラクチャ・データベースのデプロイ、WebLogic構成からのインフラストラクチャ・データベースの参照、Oracle Platform Security Services (OPSS)ウォレット・パスワードの設定、OPSSウォレット・ファイルのエクスポートまたはインポート。 JRFドメインは、SOAやOSBなど、WebLogic Serverの上にレイヤーを持つOracle製品で使用できます。
このサンプルには、次のファイルおよびディレクトリが含まれています:
場所 | 説明 |
---|---|
kubernetes/samples/scripts/create-weblogic-domain/domain-on-pv/domain-resources |
JRFおよびWLSドメインYAMLファイル。 |
kubernetes/samples/scripts/create-weblogic-domain/wdt-artifacts/archives |
WebLogic Deploy ToolingアプリケーションのZIPアーカイブのソース・コードのロケーション。 |
kubernetes/samples/scripts/create-weblogic-domain/wdt-artifacts/wdt-model-files |
各ドメイン作成イメージのWDT YAMLファイル、WDTプロパティおよびWDTアーカイブZIPファイルのステージング。 wdt-model-files のディレクトリには、それぞれのイメージの名前が付けられます。 |
kubernetes/samples/scripts/create-weblogic-domain/ingresses |
イングレス・リソース。 |
kubernetes/samples/scripts/domain-lifecycle/opss-wallet.sh |
JRFドメインOPSSウォレット・ファイルをエクスポートまたはインポートするためのユーティリティ・スクリプト。 |
kubernetes/samples/scripts/domain-lifecycle/waitForDomain.sh |
オプションで、ドメイン内のポッドが予期されるCompleted 、image およびready 状態になるのを待機するユーティリティ・スクリプト。 |
kubernetes/samples/scripts/domain-lifecycle/pv-pvc-helper.sh |
永続ボリューム上の共有ディレクトリの内容を確認またはクリーンアップするユーティリティ・スクリプト。 |
Kubernetesクラスタ・ワーカー・ノードのいずれかに対してリモートのマシンからサンプルを実行する場合は、作成するイメージにクラスタ内の任意のノードからアクセスできることを確認する必要があります。
たとえば、クラスタがアクセスできるコンテナ・レジストリにイメージを配置する権限がある場合は、次のようにします:
docker tag
します。docker push
します。spec.configuration.initializeDomainOnPV.domain.domainCreationImages[*].image
値を、リポジトリ内のYAMLファイルのimageタグに合致するように修正します。docker secret
をDomainが使用するのと同じネームスペースにデプロイし、DomainのYAMLファイルのimagePullSecrets:を変更してこのsecretを参照します。または、クラスタ内の各ワーカー・ノードのローカル・イメージ・キャッシュにアクセスできる場合は、Dockerコマンドを使用してイメージをファイルに保存し、イメージ・ファイルを各ワーカー・ノードにコピーし、Dockerコマンドを使用してイメージ・ファイルをノードのイメージ・キャッシュにロードできます。
詳細は、「イメージをプルできません」 FAQを参照してください。
関連するユーザー・ドキュメントの参照先は、次を参照してください: