inspect
コマンドは、JavaおよびWebLogicインストールのバージョンおよびロケーション情報を提供するコンテナ・イメージの内容についてレポートします。
Usage: imagetool inspect [OPTIONS]
パラメータ | 定義 | デフォルト |
---|---|---|
--image , -i |
(必須)検査するイメージIDまたはイメージ名。 | |
--builder , -b |
Dockerイメージを検査する実行ファイル。 パスにない場合は、実行可能ファイルのフルパスを使用します。 | デフォルトはdocker で、設定する場合は環境変数WLSIMG_BUILDER の値に設定されます。 |
--format |
出力フォーマット サポートされる値: JSON |
JSON |
--patches |
適用されるWebLogicパッチのリストなど、OPatch情報を出力に含めます。 |
イメージ・ツールに渡されたすべての引数をファイルに保存し、そのファイルをパラメータとして使用できます。
たとえば、build_args
というファイルを作成します:
inspect
--image wls:12.2.1.4.0
--patches
次のように、コマンド行で引数ファイルを使用します:
$ imagetool @/path/to/build_args
最新のPSUが適用されたcreate
コマンドで作成されたイメージを調べます。
$ imagetool.sh inspect --image example:12214 --patches
出力はJSON形式になり、次のようになります:
{
"oraclePatches" : [
{
"patch" : "xxxxxxx",
"description" : "WLS PATCH SET UPDATE 12.2.1.4.xxxxxxx"
}
],
"javaHome" : "/u01/jdk",
"javaVersion" : "1.8.0_xxx",
"opatchVersion" : "13.9.4.2.5",
"oracleHome" : "/u01/oracle",
"oracleHomeGroup" : "oracle",
"oracleHomeUser" : "oracle",
"oracleInstalledProducts" : "WLS,COH,TOPLINK",
"packageManager" : "YUM",
"wlsVersion" : "12.2.1.4.0"
}
オプションの--patches
スイッチなしで同じイメージを調べます。
$ imagetool.sh inspect --image example:12214
出力はJSON形式になり、次のようになります:
{
"javaHome" : "/u01/jdk",
"javaVersion" : "1.8.0_xxx",
"oracleHome" : "/u01/oracle",
"oracleHomeGroup" : "oracle",
"oracleHomeUser" : "oracle",
"oracleInstalledProducts" : "WLS,COH,TOPLINK",
"packageManager" : "YUM",
"wlsVersion" : "12.2.1.4.0"
}